「走れメロス」に関する生徒の疑問
「走れメロス」について、生徒に疑問を挙げさせたところ、かなり面白いものが集まりました。
- なぜ、「メロス」や「セリヌンティウス」という名前なのか。
- メロスは何歳くらいか。
- なぜ、メロスには親がいないのか。
- なぜ、メロスは邪悪に対して人一倍に敏感なのか。
- なぜ、離れた所に住むメロスとセリヌンティウスが幼馴染なのか。
- なぜ、セリヌンティウスは、シラクスで石工をしているのか。
- 時代や舞台はどこか。いつの季節か。
- なぜ、メロスは十里も離れたシラクスの町に行ったのか。
- なぜ、若い衆や老爺はあたりをはばかっているのか。
- なぜ、メロスは激怒したのか。
- なぜ、メロスはのそのそと王城に入っていったのか。
- なぜ、メロスは短剣を持っていたのか。
- なぜ、王の顔は蒼白で、眉間には深いしわが刻みこまれているのか。
- なぜ、王は人を信じられなくなったのか。
- なぜ、メロスは人質にセリヌンティウスを選んだのか。
- なぜ、セリヌンティウスは人質になることを承諾したのか。
- なぜ、王はメロスを放したのか。
- なぜ、メロスは妹たちに本当のことを告げなかったのか。
- なぜ、妹婿は「ぶどうの季節まで待ってくれ」と言ったのか。
- なぜ、メロスは妹婿に羊などを「全部あげよう」と言ったのか。
- 祝宴の最中に村人たちが感じた「不吉なもの」とは何か。
- なぜ、メロスは寝過ごしたのに悠々と身支度していられるのか。
- 山賊が王の回し者だと、メロスが思ったのはなぜか。
- 山賊が王の手下だとしたら、なぜ王は彼らを送ったのか。メロスは帰ってこないと思っていたはずなのに。
- 「私の胸をたち割って、真紅の心臓をお目にかけたい」とは、どのようなことを言っているのか。
- 清水は何をささやいているのか。
- 「黒い風のように走った」とは、どんな走り方だろうか。
- なぜ、メロスは「ほとんど全裸体」なのか。
- なぜ、フィロストラトスはメロスを止めようとしたのか。
- 「もっと恐ろしく大きいもの」や「わけのわからぬ大きな力」とは何か。
- セリヌンティウスはいつメロスを疑ったのか。
- 殴りあった二人が、「ありがとう、友よ」と言い合ったのはなぜか。
- なぜ、刑場に群衆は集まっていたのか。
- 王はどのような気持ちで刑場にいたのか。
- なぜ、王は顔を赤らめたのか。
- 王の言う「おまえら」とは誰か。「おまえらの望み」とは何か。
- 緋のマントにはどのような意味があるのか。
- 少女は誰なのか。
- メロスは勇者なのか。
投稿者プロフィール

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今、私が一番疑問に思っているのは「ぶどうの季節まで待ってくれ」です。ワイン用のぶどうを出荷して、結婚の支度金を作るのかと思いましたが、物語の冒頭では、妹婿は「村のある律儀な一牧人」とあります。
これは単なる季節でしょうか。「桜の季節」のような。
それでも一つ疑問が残ります。初夏からぶどうの収穫期まで、2~3か月はかかるはず。それなのにメロスは「祝宴のごちそう」を買っているんですよね。
もともとシラーの「人質」(小栗孝則訳)には、このような記述はありません。そもそもメロスはシラクスの住人だと思われます。作家にもってくれば、太宰のミスということで済むのですが。
ばか
ばーか
あ
あふぉ
そんな事やって恥ずかしくないの?そんな事やって頭悪いぞ
オマエモナー
うわ、ガチモンのクソガキ来た。
くさばです。おひさしぶりです。
「走れメロス」では、私も疑問を挙げさせました。
ところで、この出た疑問から、授業はどのように展開されましたか?疑問を出させたはいいが、その扱いに困ったりして・・・。
私は、今回は、単元の最後に、作文で疑問に答えさせました。2学期には「夏の葬列」(教科書は教育出版です)で、単元の最後に「もう一つの物語を書く」という形で疑問に答えさせました(これは、けっこう楽しそうに書いていました)。この作文たちは、「読む」「書く」両方で評価しました。
上手に書く子は、上手に書きます。的を得ています。しかし、書けない子は・・・。
みんなの読解力向上につながったのかが心配です。
疑問の扱いについては、私も検討中です。今までやった授業は、次の通りです。
《パターン1》
疑問はプリントにまとめ、第2時で生徒に提示し、一斉授業の中で少しずつ触れていく。
《パターン2》
疑問を場面ごとにまとめて、疑問に答えながら、読解を組み立てていく。
《パターン3》
① B4の紙に一つずつ疑問を書き、4人班で解答を考える。
② 書いたら、次の班に回す。次の班は、その解答に付け加えたり、別の解答を書く。
③ 1周回ったところで、複数の解答から、ベストアンサーを考えさせる。
④ 全体で検討しながら、読みを深めていく。
読解が苦手な生徒にどう指導すればいいのか、というのは今後の課題だと思います。書く指導において、スキルトレーニングが必要なように、読む指導においてもスキルは必要なのでしょう。
では、的の得ていない生徒にどう気付かせればいいのか。僕は、とにかく「書いたもの」を「交流」させるようにしています。最も説得力のあるものを生徒に選ばせ、それを全体で紹介しています。
「走れメロス」でメロスは走っていた!!!!!
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n251352
上記のyahoo知恵ノートで
検証しましたので、ご覧ください。
「人質」以外の資料にはあたったことがなかったので、興味深く読ませていただきました。
ありがとうございます。
米澤穂信さんの小説の中で走れメロスの話が少し出てきましたが、そこでは、フィロストラトスはスパイだ!とかいう考察がされていました。なかなか面白かったです。
h
残念!
なるほ
https://invidious.fdn.fr/watch?v=-xFPj49-SnY
ばーか