随筆を批評しよう -「枕草子」と「徒然草」を読みくらべようー
中学2年生で扱う古典「枕草子」と「徒然草」のまとめとして作成した授業です。
ほんの数時間の古典学習では、「枕草子」や「徒然草」の魅力は充分に味わえません。それならば、いっそのこと、2作品を随筆として比較させようと考えました。扱ったのは「枕草子」第37段の「木の花は」と、「徒然草」第137段の「花はさかりに」です。一部分の抜粋なので、かなり恣意的ではありますが、時を隔てた二人の随筆家の、ものの見方の違いを、生徒たちは一生懸命に読みくらべ、批評文を書いていました。
活動としては、かなり難しいので、以下のように工夫しています。
- この授業の前に、批評の練習として、絵本を使った読みくらべを行いました。※「絵本を批評しよう」参照
- 「徒然草」については、「双六の上手といひし人に」や「ある人、弓射ることをならふに」、「高名の木のぼりといひし男」などを紹介し、兼好法師のものの見方を捉えやすくしました。
- 資料集の読み取りを行い、「枕草子」と「徒然草」に関する知識事項を整理させました。
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